昨年12月支給分から年金の引き下げが開始されています。10年前の物価下落分2.5%を連動させるというものです。しかし、4月からは消費税率の引き上げが待っているし、円安で物価が上昇中です。笠岡市の介護保険税もあがり、税の支払いも高くなっている中、年金まで引き下げられては暮らしが成り立たない!年金者組合が全国で取り組んでいる「引き下げに異議あり!審査請求を」と、岡山県でも1月31日岡山東年金事務所に申請に行きます。地元でも訴え、50名近い人たちの声を集め、私も参加します。「文句を言いたかったんじゃ。どうやって暮らせー言うんなー。うちのも持って行って。」と82になるおばあちゃん。怒りを込めた申請書を持って行きます。
市職労旗開き
市の職員給与減額押し付けの交付金減額(2013年度)、社会保障改悪で市民負担の増額、4月からの消費税率引き上げで生活圧迫、年金額の削減、昨年末の強行採決で特定秘密保護法の施行に向けた動き・・・など自治体労働者が市民の命と健康を守り、福祉向上に力を尽くそうにも、大きな政治的流れの中で、大企業優遇、対米従属制作の犠牲となっているようです。23日夕方開かれた旗開きでは、市民生活を守り、人間らしく働ける職場づくりを目指そうと、誓っていました。出し物も趣向を凝らしていて、特に保育所部会の劇「大きなカブ」は、会場参加者を巻き込んでの楽しいものとなりました。役者がそろい、保育所の子供たち先生も元気に過ごしている姿が目に浮かぶ出し物でした。(写真はみんなで大きなカブをついに引き抜いた瞬間ー勢い余って舞台から落ちる人も・・)
笠岡諸島の特産品“ひじき”
24日から始まった通常国会
呉市では今年1月から空き家条例が実施されていて、今日視察に伺いました。
20日笠岡市議会から17名が参加して、議員発議の経過など伺いました。空き家率(総務省調査)では笠岡市が15,5%なので、呉市の17%は高いと言えます。しかし過去10年余りの間に、市民からの相談件数は280件で、改善率46%と、高い数値を示しています。さらにここ3年間は国土交通省のプログラムを利用して解体費用30万円補助制度の「危険家屋除去促進事業」を実施し、251件が事業実績として挙げられていました。すべて市民の声をもとに所有者がわかっている物件ばかりです。それにしても解体には費用もかかりますから、実績数の多さに少し驚きました。担当の方は市の課題を所有者等の不明な場合の対策をどうするか検討することと、この先予想される国の立法との整合性についてでした。議員発議で市当局が練り上げたこの条例は所有する空き家の維持管理について「注意喚起の条例」と位置付けているようで、市の代執行についても明記はされていませんでした。笠岡市の条例制定に向けての動きは、今町内チームが作った素案について弁護士の意見を求めているようです。9月議会で紹介した神戸市の様に、建築基準法のみで強制代執行まで実施することで市民の安全安心の街づくりに足を踏み出していける物件については笠岡市も対応できるようになっていると聞きましたが、やはり費用回収に関する問題が一つの壁になっているようです。いずれにしても今後の国の動きに注意しなければなりませんが、緊急の措置については適切な対応をしてほしいと言う市民要望には強いものがあると感じています。