真野光一氏は、受賞の言葉の中で触れられていましたが、北海道に住んでいて瀬戸内の笠岡市とはどういう所かと大いに興味を持たれ、調べられたそうです。そして笠岡が好きになったと締めくくられました。その理由の中に、職員の温かな、丁寧な対応があったことが語られました。各関係者への謝辞を述べられるなか、特にこのことが私の心に残りました。日ごろ市の職員の方とお会いしても、すれ違っても、日常の挨拶は私の方からかけることが多く、それでも返事が返ってこないときは、よほど悩みを抱えているのかと心配になるほどです。その点、真野氏に接触され、遠方からの招待に心を砕かれた職員に私は大きな拍手とねぎらいを申し上げたいと思います。人は宝なりです。ね?(写真は記事とは無関係ですが、選者の机上に使い古した皮のバッグが置かれてありました。味わい深く、持ち主の歴史と愛情を感じました。心にもとめ、カメラに残しておきたいと思いました。)