9日、埼玉県の東松山市に環境福祉常任委員会より視察に行ってきました。指定管理者制度により、社会福祉協議会が管理運営していますが、市長の社会福祉施策充実の方針を受けて、総合福祉エリアが立ち上げられ、施設も平成12年度に完成しました。そこでは、知的、身体、精神の3障害、認知症など、年齢や障害種別を越えた総合的な相談支援やヘルパー派遣のサービスを提供しています。相談、・訪問・通所・入所機能が複合的に整えられ、保険・医療・福祉のサービスがワンストップで受けられます。
説明いただいたのは、曽根さんという、全国的にも名の知れた方という委員長の紹介がありました。温和でプレゼンテーションも分かりやすく学習を深めることが出来ました。
バリアフリーは言うまでもありませんが、隅々まで気配りが感じられ、複合的、総合的というのはとても魅力に思えました。就労支援も充実しており、地域の企業との提携、スタッフの人柄が感じられる対応など、施設の姿勢が良く分かりました。今後の運営の難しさについてご苦労があると思いましたが、市独自に進めている生活支援センターとの共同も目を見張るものがあります。送迎なども含め時間単位の利用料です。建物の隣にはリフォーム展示館があり、日用品や家屋の改造例など、目で見、体験できる場所も新鮮でした。
笠岡ではスタッフの充実もままならないという状態が続き、関係職員の皆さんがご苦労されているところですが、県や市の姿勢一つで、こんなにも素晴らしいものだできるという例を見せていただきました。