原水爆禁止世界大会8月7日開会式

8月7日から9日まで、長崎市で原水爆禁止世界大会が開かれ、初めて全行程参加しました。7日は開会の全体会です。国際色豊かにリレースピーチがあり、連帯と共同行動の発言に力がわきました。特にセルジオ・ドアルテ軍縮担当上級代表が代読した国連事務総長のメッセージは、国際平和や安全保障が核軍縮の前にあるのではなく、核軍縮そのものが国際平和と安全保障に大きく貢献するのだと言い切りました。まさに私たちの運動がそれであり、この運動がどんなに世界の危険な流れをせき止める大きな力になっているかを実感させるものでした。メッセージはその目標に向かって私たちとともに歩み続けることを誓っていました。これは偉大なことだと感じました。

全国から7500人が参加しました

全国から7500人が参加しました

また各地からの発言も感動を呼びました。特に東北からは、困難な時期を乗り越えて多くの参加者が来ていることに驚きもし、報告に目頭が熱くなるものを感じました。人災である福島原発の事故からも決して放射線被害に苦しむ人をこれ以上出してはいけないと決意させられる力を感じました。こうしたことをよく踏まえられて、長崎の伊藤市長は安全神話が当たり前のようになっていたこれまでを深く反省して現実を見直し、核廃絶を求めていく姿勢を明確に示されました。この点において管首相の広島平和記念式典での挨拶と大きく核廃絶への姿勢の差が出ていると感じました。

>> 2011年8月7日 長崎平和大会 PDF140KB

長崎市長は9日の平和式典でもこのことは触れたいと述べました

長崎市長は9日の平和式典でもこのことは触れたいと述べました