原水爆禁止世界大会8月8日分科会

 核兵器をなくす取り組みを、自治体で住民とともにすすめていくために全国の教訓と課題を交流し学ぶ分科会に参加しました。岡山県からは、原水協の事務局長をしている平井さんが司会を務めながら、レポーターとしても壇上に立ちました。確かに岡山県は、自治体キャラバンに取り組みながら、県下の自治体すべての首長、議会議長に署名を頂いており、昨年までの広く各地で市民運動で署名運動に取り組んだ流れが今年の取り組みに反映されていることを感じました。

県下全自治体の署名をキャラバンで。。。と語る平井さん

県下全自治体の署名をキャラバンで。。。と語る平井さん

 

レポート発表後の発言も活発で、議会の取り組み、地域原水協の取り組み、被爆者の取り組み、それぞれの角度から学ぶべきところがありました。特に、福岡の吉崎幸恵さんの発言は語り部の取り組みについてでしたが、幼児期の被爆体験を歌や詩の朗読で伝えている様子を再現されて、本当に心に響くものでした。小学校で、また、被爆者のアメリカ語り部ツアーの体験も話されながら今後の取り組みを、生きて語ることのできるものとしてその義務感から頑張っていくとのお話にも感動しました。また、ある青年は、生きて被爆者の話が聞ける今の僕たちが最後の世代だから何かをしたいと、初参加の決意を述べられた声に会場から拍手が起きました。

思いを込め詩の朗読で語る被爆体験

思いを込め詩の朗読で語る被爆体験