被爆都市広島で、初めて日本母親大会が開かれました。母親大会のそもそもの出発点が核兵器のない、平和な世界を求めることでした。福島原発事故のあった今年の開催は特に重い意味を持っています。これ以上放射線被害に苦しまないよう運動の強化が求められました。同時に、昨年のNYでのNPT核不拡散再検討会議での前進を受けて、7月12月の国際会議では具体的に核兵器禁止の条約を求める決議が採択されています。それを受けた新たな署名運動も始まりました。そうした世界の流れの中で57年間たゆまず運動の構築に努力してきた母親大会参加者は、格別の思いで新たな一歩を刻もうとしていることも間違いありません。全大会の開かれた30日、全国から8500人の母親が集まりました。
日別アーカイブ: 2011年8月1日
笠岡市平和祭
23日、笠岡市平和祭が市民会館で行われました。小北中学校の生徒たちが、広島、沖縄訪問に基づいて平和学習の発表を行いました。「今日本は平和です。」それを壊さないようにと訴えました。しかし私は、少し今の日本が平和かどうかについては子供たちなりにもっと議論を深める必要があると感じています。福島での原発事故の問題、沖縄で騒音に苦しむ基地周辺の住民の話など、子供たちには届いていないのかも知れません。人間の生きる権利をあっという間に奪ってしまう戦争、人権蹂躙のトップにある戦争、今私たちの人権がどれだけ保障され、安心に暮らせているといえるでしょうか、先生方も論議を深めていただきたいと願うばかりです。この子たちの未来が真に平和なものであるために。