飛島訪問

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「磯がおかしい。藻が生えてこん。」今朝の収穫はゼロだと言って私につぶやきました。藻が生えないと魚のすみかもなくなるということでしょうね。「あんた寂しくなったな」と言って、先にたって自宅に帰るおじさんの後姿は、少し見ないうちに年取っていました。
 5月29日、みちこだよりを配りに、久々に飛島に渡りました。潮の香りと人の温かさ、これに勝るものは今の私にはほかにありません。


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「島では旧の端午の節句を祝う」のだそうです。昨日28日がその日でした。立ち寄った親しいおばあちゃんが、昨日作ったちまきを出してくれました。しかもその中身には、ソラマメのあんが入っていました。薄い黄色で香りもよくほんのりした甘さが似合っていました。
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打ち網の手入れもきちんとして明日の漁に備えます。島の男性はみんな上手な網の繕い人です。
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急な坂を畑まで背にドンゴロスにいっぱい枯れ葉を入れて運び一息入れているおばちゃんに出会いました。「久しぶりです。ひざの痛みは大丈夫ですか?体操してる?」「してるよ、これを10回、こうして5分」といつもの体操を教えてくれました。「余り無理をしないように」とねぎらうと、「いつも2時間ぐらいで休むから大丈夫」と、自分の健康管理をよく知っている返事が返ってきた。ご主人を58歳の時になくして以来こうして頑張ってこられました。たくましい方です。
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今日は道路の整備の日でしょうか、茂った茅の伐採や草取りに地域の人たちが精を出していました。
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島を取り巻くはちまき道路は、今日も色鮮やかに私を迎えてくれました。

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