落ちたツバメ

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「こんにちはって言えよ」我が家の勝手口で子供の声がしました。台所で書き物をしていた私が「誰かな?」と声をかけながら外に出ると、子供が4人たっていました。「ひのつ倫子さんですか?」と聞いた子供の一人は軍手をはめた手に弱ったツバメの子を乗せていました。『巣から落ちたツバメをどうしよう』という相談でした。どうしたらいいかいろいろ話し合って、元の巣に戻そうと言うことになりました。少し高いところにあって、私が肩車をしないと届きません。『おばさんじゃとても危なっかしそうで』みたいな顔つきをしていましたが、結局じゃんけんで私の肩に乗り、何回か試しながらやっともとの巣にもどすことができました。5月30日のことです。あのツバメ、今頃どうしているでしょうか。子供たちの優しさが生きたツバメの姿になって会えますように。