東京・埼玉で問題別集会は4会場に別れてありました。東京都北区の北とぴあでの問題別集会は教育問題です。午前中の講演は特に印象に残りました。法政大学教授の尾木直樹先生、ユーモアたっぷりで聞く者を魅了します。子供達が生き、学ぶ社会や学校が、子供達を豊かに育てていない実態、それに振り回される親や子供達。「ありのままでいい」としっかりこどもを受け止め励ますことが大切です。子供達がそんな大人にいっぱい囲まれるよう、私達大人や地域が手をつなごうと呼びかけられました。
保母さん、小学校の先生、大学の先生、息子がいじめで自殺した福岡の森さんの4人をパネラーに、子供達のいじめや自殺から、今の子供達の姿を考えるディスカッションが午後からありました。事実を明らかにしない学校の体質、点数主義で子供達を暖かく見守ることの少ない現在の学校。さまざまな出来事の中でも、参加者空の発言は迫力がありました。特に東京の一斉学力テストに向けた足立区の中学校で平均点を挙げるための教師による不正が発覚したこと、それを子供や親、教師が明らかにしながら体質そのものに問題があるとして頑張っているという。子供達が犠牲にされます。こんな点数主義の教育に豊かな人間の成長は望むべくもありません。人間性の回復を求めて大人や地域が子供達を守るために取り組みを強めなければなりません。