25日、地下鉄九段下駅に降りて地上に出ると、降るようなセミの声に出迎えられ、東京の暑さを予感させられました。靖国神社の遊就館に初めて見学に入りました。『ここは神社のはず。何でこんなところにゼロ戦や大砲が?』と、まず入り口フロアーの展示物に驚きました。異様な展示館です。そこから奥は、撮影禁止でしたが、映写室では、関東軍が正義の軍のように描かれていました。そうした軍隊が日本を守ったことを「私は忘れない」と題して描いていることに、史実の歪んだ表現を感じました。
一連の戦争のあしあとが、軍機などの展示と共に書かれていましたが、一様に、被害実態が明らかにされていませんでした。
売店では、一般的に教科書は、市販されるのではなく、出版社に注文するのですが、ここではなぜか平和を願う国民の声に反する、また戦争賛美の教科書として問題となっている、『新しい歴史教科書』のみ店頭に置かれていることに何かきな臭い意図的なものを感じないわけにいきませんでした。
夕方6時半から芝公園に集まった全国の母親は約4000名。集会のあと、日比谷公園まで2時間沿道の人たちに暮らしと平和、憲法を守ろうと訴えながら、2時間の行進を行ないました。
遊就館というのは、写真のとおり、やっぱり「戦争博物館」ですね。「新しい歴史教科書」も不採択校が多く、扶桑社が出版をあきらめたそうですね。歴史の逆流は、世界から孤立しますよね。
坪中様
いつもありがとうございます。民衆の平和への思いが平和を、又未来ある歴史を支えます。私もその流れにしっかりと沿って生きたいと思っています。