4月23日、笠岡市戦没者追悼式が行われました。年々参加者の少なくなっていくのはさみしい限りですが、今年の追悼式には、若者たちがいました。壇上で笠岡市の平和都市宣言を読み上げ、核のない、戦争のない平和を希求することを高らかに読み合わせました。日本の起こした戦争は、アジア諸国2000万人の命を、我が国の300万人の命を奪いました。その遺族の数は何倍にも上ることでしょう。私も犠牲者の魂に心からの祈りを捧げましたが、この若者たちの登場に希望を感じました。戦争の悲惨さも、遺族の悲しみを忘れてはいけません。2度と同じことを繰り返さないために。しかし今大切なことは、首相に靖国に参拝せよと求めることではなく、東日本大震災の被害者に思いをはせ、核の被害を起こさせないためにも、世界中で核兵器廃絶、原発見直し、戦争のない世の中を築こうと呼びかけることではないでしょうか。その意味で、子供たちの宣言文の朗読は私に希望を与えました。今日は参列して本当によかったと思いました。