卒業式

今年も卒業式に招かれた。いつもと違って中学校では在校生が喘息で死亡。告別式と重なった。改めて命の輝きに目を向けずにいられなかった。命あればこそと思わずにはいられなかった。


その子の兄もまた告別式への参列のため、卒業式は欠席。彼の名が呼ばれると、クラス全員が出席できなかった彼をみんなで支えるかのように大きな声で「はい!!」と返事をした。私の胸に喜びよりも悲しみが、いや希望よりも連帯がずっしりと重く響いた。
 命さえあればと言う思いを改めて思い知らされた気がする。心から冥福を祈った。