平成の合併嵐を物ともせず、小さくても輝く自治体創りを住民目線で全国に先駆けて走り始めた。平成17年のこと。紙一枚、筆一本無駄にしない徹底した節約と、職員議員削減、職員幹部の給料削減、議員報酬の日当制など、良し悪しは別にして財政の立て直しに力点を置き、赤字財政を今日の黒字に転じた。18名から10名となった議会では今、日当制と定額報酬制五分五分の議論が再熱していると言う。矢祭独自の歩みが今後どう展開されて行くのか注視したいし、合併しない宣言に見られる自治の精神は見習いたい。視察後、日本三大瀑布のひとつ袋田の滝を見た。氷結した姿に眼を見張る。