24年に完成予定:西の浜地区護岸の整備

平成16年8月30日深夜岡山県を襲った台風16号の爪あとは私たちの心に今も鮮明に残っています。ここ西の浜地区は約300戸の家が立ち並ぶ住宅地区です。東と南が笠岡湾に面した護岸で囲まれ、西は湾に流れ込む隅田川に接しており、わずかに北側が国道に面していると言う、水害に無防備な地区だと言えます。
この時一夜にして90%の家屋が床下床上浸水に見舞われ、多くの車がつかり、運転不能となりました。暮らしと命の安全を保障する上で、護岸の整備は不可欠でした。市の財政的なものからなかなか防災の工事が始まりませんでした。笠岡市は17年、独自に仮りの護岸をつきました。(写真下)
笠岡市は17年、独自に仮りの護岸
しかし軟弱な地盤ですので、基礎からの護岸改修が必要となります。


18年8月1日、元衆議院議員の中林よし子さんとともに国会への要請行動に参加し、早期改修を要請しました。(写真下:国会要請)
中林よし子さんとともに国会への要請
‘06・8・14のブログ参照
08年の昨年からやっと着工
08年の昨年からやっと着工となりました。(写真上)
全長1723メートル、総工費6億3000万円。単年度では昨年度1600万円、今年度が1500万円となっており、49.2%の進み具合となります。24年に完成予定です。これで高波の越波による水害はこれまでのレベルを超えるものでない限り安全となりました。