生徒数が少ないからと、統廃合していいの?

「1校あたり1学年1学級以上、1学級生徒数は20名を目安とする」(小学校)「1学年複数学級」(中学校)となるよう学校規模の適正化に努めると言うものですが、その基準はどこから来たものでしょうか?文部省が目安にしたとしても、地域の活性化、人口減への歯止めである定住促進や地域文化の継承、など影響が多岐に及ぶことが指摘されました。15日の総務文教委員会でのことです。昨年11月、市の教育審議会から学校規模適正化答申が出されましたが、それを受けて教育委員会が適正化計画基本方針を作り、この日の委員会で明らかにしました。教育長は、各委員の発言や、飛島や北木島ですでに実施された統廃合が島の活性化に影響したとの発言に対し、「地域疲弊の呼び水になったかもしれないが、統廃合が原因のすべてではない」「文化継承は統合して交流することで果たされる」などと回答しました。今後1月17日からパブリックコメントを募集しますが、3月には具体的に対象となる学校を公表し、4月から説明に出かけるとしています。私は、対象地域にとって、大切な問題であり、何より統廃合される学校名を明らかにし、その学校の父母や子供たち、地域の人達を中心とした論議を重ね市民合意を得るよう努めるべきで、広く市民の一般的な声を集めて審議会答申先行型の決定を押し付けることになってはいけないと発言しました。