やんちゃなラブラドールでした。黒い毛並みの美しいオスでした。1963年3月14日生まれの14歳でした。昨年の夏ごろから変な咳をし始めました。もともとフィールド犬タイプのスラリとした体格のハンサムな犬でした。肝硬変でした。フィラリアの薬が体によくないそうです。グロンサンを飲ませていました。毒素を排出しやすくするそうです。7月初め、暑い日が続きました。咳のひどさが目立つようになりました。獣医は酸素吸入とレントゲン撮影、血液検査を勧めてくれました。もう長くないともう1人の友人の獣医が教えてくれていました。せめて咳が楽なように、注射をして頂きました。26日、暑い日に天に召されました。東京の息子に知らせると、「…」声を殺しました。ヒューマの首輪を僕にくれと言いました。子供の頃からヒューマとともにおおきくなりましたから。
もう1匹のサクラは10歳です。海にも今年から一人でついて行かねばなりません。「犬には怒はあるが悲哀はないからね。余り悲しまないで。」と警察犬訓練士の先生。でも10日前には16歳のヨークシャテリアも亡くなっていますから、本当に寂しくなりました。
愛犬の死、私も何度も経験してきました。辛いからもうイヌはやめようとその時は思うのですがー。今も一匹家にいます。まさに第三の息子です。
私達の生活の一部を共有している動物って、単なる動物ではありませんよね。時には家族以上に分り合えたりすることもあるとのことですから。新たないのちをつなぐことも又よしです。