友人の依頼でカブトガニ博物館を訪れた際、無理をお願いして大殿洲の磯に出てかぶとがにを見つけに出かけました。学芸員の方のご厚意で、先に見つけていただいており、(とっても私の目には、だべの中に潜っている幼生を小さくこんもりとしただべの小山と見分けることなどとてもできない話ですが、)「あそこにいます」と案内して下さいました。「4令でしょうか(脱皮を4回繰り返し成長したもの。生まれて2年ぐらい?)。体を半分折っているのは防御の姿勢です。一番弱い腹の部分を守ろうとしています。」わがままな私は、ねだって手のひらに乗せてみたいとお願いしてしまいました。こんなに小さい幼生が必死で身を守ろうとしていました。すぐもとの位置に返して頂きました。毎年幼生を放流していますが、成長した親が北木島で漁師さんの網にかかり、6月捕獲されたものが館の入り口にある水槽で泳いでいます。だんだんミスが浄化されていることと、地域の守活動が実ったものだと語る館長の言葉には誇りと喜びがあふれていました。ほんとに
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