保育所移転問題

17日、党笠岡市議団と、原田議員の後を受け継ぐ井木守氏とともに市長に対し、「神島保育所に関わる申し入れ」を行いました。副市長が対応されました。神島保育園は、老朽化を理由に平成17年、保護者会からの建て替え要望が出されており、市はその移転先の模索をしていましたが、神島瀬戸地区に用地を獲得しました。地権者とは8月末、用地買収が完了したと聞いています。しかし、市のハザードマップにも津波高潮による水害が予想される危険区域にあること、保護者の声を直接聞く機関が持たれなかったこと、対象となる保護者や地区住民が経緯を十分知る機会を持たなかったことなどから、保育所近隣地域や保護者の不安が高まり、10月17日保護者が市に対し、説明を求め、約30名が集まったと報道されました。

9月議会での補正予算の中に用地造成設計委託料として約370万円が計上されていましたが、予定地が道路にコの字型に面していていびつな形状になっていること、安全性に疑問がもたれることなどから、強行するのではなく、地区住民、特に保護者の声を大事にして、不安や疑問がなくなるよう市民合意を図って予算執行をと党として求めていたものです。

地区からは予定通り計画を進めるよう市長要望が出されました。しかし、保護者や有志の市民は計画の凍結を求める署名を展開しており、11月初めの駅前での街頭署名は大きく新聞報道されました。11月17日、環境福祉委員会の中で、担当課より、説明会以後の経過が話されました。今後も理解を求めて安全性などの説明会をおこなっていくとのことでしたが、これに対し、議員からは「署名提出に市長は時間を割いて会うべきだ」「一方的な説明ではなく、見直しも含め、保護者との話し合いを要望」「安全性の根拠については県・国の見直し期間にあり、安心できるものが今は出ないのでは?」「部長の説明(安全性について各部署の説明を保護者に対し行っていく計画だ)が正しい」などの質問・要望・意見が出ました。

神島保育園移転に関わる申し入れ PDF70KB

豊かで安全な保育環境を!

豊かで安全な保育環境を!

左から副市長、樋之津、井木、原田氏