いつだったか透き通るような朱色のザリガニが玄関先にいて、「お孫さんが飽きたら描きたいので貸してね」と言っていた私を、その方は覚えていてくれていました。「同じ色ではないけど、これでもよければ」と言って下さった、最近このあたりでは珍しいザリガニです。元気で、よく動きます。思いたった時にと筆に収め、絵手紙にして友人に送りました。手元に写真で残したいと、カメラに収めましたが、うまくおさまりませんでした。
寒くなったこのごろは、縁側であたたかく過ごしている本人です。近づくといつもつめを振り上げるヒトですが、絵にはなかなか収められません。未熟さを感じます。