世界大会閉会8月9日

 全体会の会場で、原爆投下の11時02分、皆さんと一緒に黙とうをささげました。各分科会の報告や、参加者の声はどれも希望と勇気、未来の開拓に意気込みを感じさせるものでした。核兵器廃絶が人類的課題であることは、すでに述べたとおりですが、広島と長崎に原爆を投下したその原爆の製造に関わって濃縮ウランを作った工場から、被爆した労働者が参加していたことを思い出します。今健康被害を訴え闘っていると聞いていますが、日本でも、原発推進のためなら教育機関を用いてでも安全神話を流す政府に似て、アメリカでも危険を知らせず労働者を平気で放射能にさらしてしまう。何か権力の恐ろしさ、悪の姿を重ねてしまいます。少しでも多くの声を核廃絶に向けて束ねることで世界がもっと平和で安全になることは万人の願いであることを信じます。初めての世界大会参加は、私にとっても大きな節目となりました。閉会の最後は海外代表も、「祈り」を披露してくれたクミコさんも、会場も一体になってWe Shall Overcome を合唱して、肩を組み、来年までの運動を強めていこうと誓い合いました。

大合唱で幕を閉じた世界平和大会

大合唱で幕を閉じた世界平和大会