ここは、岡山駅前にある第一セントラルビルです。このビルの8階に、社会保険事務所があります。先日私は、依頼された80歳の方とご一緒に訪れました。その方の厚生年金が、38ヶ月ほど飛んでいたのです。今年6月調査を依頼してから何の音沙汰もないからでした。担当者の言うことには、「玉島の、厚生年金関係は、手狭なことから、岡山東に移転しました。」ということでした。連絡を取っていただいて、「ただ今照会をしているところです。」とのことで、まだまだ結果については先のようでした。しかし、財務省からは予算を削られる、一連の年金騒動で、仕事は増える一方、人員削減で休む暇もないといいます。この人たちに責任はないとは言え、「僕の年金少ないと思う」と、たずねてこられた彼の思いは何処に向ければいいのでしょうか。やるせない思いと怒りでいっぱいになりながら、結果を待つしかないね。と声をかけて帰りました。
「あしあと」カテゴリーアーカイブ
職員の運動会で
親子リズム体験会
遅い彼岸花の開花
朝日をいっぱい浴びて
やっと供託完了
請願第49号日豪を初めとするEPA路線を転換し、自給率の向上と食料主権にもとづく農政を求める請願
(見事な朝顔のカーテンです)
EPA経済連携協定は、WTO参加国の方針がまとまるのを待たずに(どちらも自由化を目指していますが)特定の国と締結して関税を撤廃して輸出入を図ろうとするものです。オーストラリアの農業規模と日本のそれを比べると、とても太刀打ちできるものではありません。日本はすでにシンガポールなど8カ国と締結しており、今、オーストラリアとの交渉が山場を迎えているというところです。これがとおれば、今40%にも満たない自給率が12%になり大きな損失をこうむることは農水省も試算しています。北海道では農協を始め、EPAに対する警戒をパンフにしてアピールしていました。
28日、説明に対して「農民連とは高橋に県の事務局があり、笠岡に支部があるのか」「国際的な政府案に対し、農政だけ見直せということを審議するのは適切ではないのでは?」などの質問(?)が出されました。身元調査的な、非民主的論議といわざるを得ません。請願の趣旨を重視せず、農業従事者を助け、笠岡の農業をどう支えるかと言う観点のない質問でした。
10月1日、事務局に結果を尋ねました。「請願内容は理解できるが、EPA路線を転換と言うことになれば、農政にとどまらない。多方面のことを勘案すると適切ではない。」などの理由で不採択となったとのこと。笠岡の市議会は何を論議するところなのでしょうか。以下請願内容を紹介します。