笠岡市議会」カテゴリーアーカイブ

ひのつ議員の6月議会報告

笠岡市議会08年6月議会の報告です。どうぞご覧ください。
以下、報告から抜粋—-
代表質問、個人質問に対する市長答弁を聞き、私は笠岡市の発展には、線引き廃止で開発を優先し、企業誘致し、そして定住の促進、人口減対策を進めることが、もっとも大切であるという、市長の決意が、強く打ち出されたものだと受け止めました。
しかしハード事業重点では、人口減対策、人口増を本当に望めるのでしょうか?
重点を教育、福祉政策に置き換え、ソフト事業に力を注ぎ、短期的な人口減対策ではなく、長期的な視野に立った人口減対策を考えるべきです。そのことに触れて質問に入りました。
>> ひのつ議員の6月議会報告 PDF275KB

倉敷に続いて、教室に扇風機設置を

 「今年の夏は猛暑だった。学校でも熱中症で、保健室に通う子も多くいた。扇風機設置の方向で検討したい」昨年12月議会で、普通教室に扇風機の設置を求めた私の質問に教育長は、理解を示し、検討を約束しました。今年1月には各校にアンケート実施。3月には職員が各校に実態調査にはいりました。3月議会の骨格予算にも、6月議会の補正予算にもなかったため、6月23日質疑に立ちました。
 質疑に対し、教育長は、15名以上のクラスには2台、未満のクラスには1台設置することとして、購入の準備をすすめていると答弁されました。
 子供たちや、親の要求が実現できて、本当に良かった。ともに喜び合いたいと思います。
>> 6月23日、議案第63号、平成20年度、笠岡市一般会計補正予算案教育費にかかわり質疑 PDF100KB

ひのつ議員の議会質問報告

ひのつ議員は、20日に議会個人質問を行いました。その報告を掲載します。
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6月20日、私は、6月議会の個人質問を終えました。5項目の質問です。その基本的な姿勢を、前文に込めました。
今国政では、後期高齢者医療制度の実態が、次々と明らかになっています。それは、お年寄りの命をないがしろにするものであり、「姥捨て山」の現代版とも言えるものです。作家の瀬戸内寂聴さんは、「お金に不自由しない政治家の考えること」と、厳しい批判を述べています。
廃止を求める国民、市民の声は日増しに強くなっています。国民の声に耳を傾けようとしない政治は、国民との矛盾を深めるだけです。
17日の代表質問、18,19日の個人質問に対する市長答弁を聞き、私は、笠岡市の発展には、線引きを廃止し、定住の促進、人口減対策を進めることが、もっとも大切であるとの、市長の決意が、強く打ち出されたものであると受け取れました。
開発事業に助成制度を拡大するなどは、その際たるものです。市長が3期目の最も重要な公約としていたものですが、しかし、線引き廃止は、定住の促進、人口減対策に本当につながるのか、意見が分かれているところです。ハード事業重点では、人口減対策、人口増を本当に望めるのでしょうか?
全国的に少子化・人口減の波がおし寄せてきています。地方の市町村は、人口増ではなく、現状を如何に維持するかを主眼に置くべきです。そのため、重点を教育、福祉政策に置き換え、ソフト事業に力を注ぎ、短期的な人口減対策ではなく、長期的な視野に立った人口減対策を考えるべきです。市民生活を守ることが、法律で定められている地方自治体の任務です。住んでいて良かったと思える笠岡市づくりが市長の任務です。
私は、市民の声に耳を傾け、市民の立場に立った市政こそ、市民に活力を生み出し、人口減対策につながるものだと確信しています。市長がその観点に立たれることを願って、通告に従い質問をいたします。

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松山の離島

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消波ブロックの美しいシルエットが、澄み切ったブルーの波に映えています。ここは合併して松山市となった中島です。12日、13日と、離島しんこう特別委員会の視察で松山市に行きました。振興計画をお聞きしましたが、合併して9島にふくれたばかりの離島をどう発展させていくかがまだまだ行政の段階でまとめ切れていない感じがしました。
 しかしそうは言っても中島はトライアスロンなどのイベントは22年の歴史を持っています。それにごご島では全国から小学生の留学制度があって、現在も島の小学生3人に対し、留学生6名が学んでいるということです。子供の学ぶ学校は、島の振興の大きな柱、ここから若者の定住と、その条件を満たすだけのものを島でどう作っていくかが問われると思いました。9つの島にはそれぞれ特徴があっておもしろいと思いましたし、魅力もあります。担当の職員の方も、ボランティアの方もそれぞれ島の将来を思って頑張っておられます。合併による壁はいくつもありますが、将来を見据えて頑張っていただきたいものです。

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待機者がいるのに削減計画?

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 25日、老人ホーム一部事務組合のほうから、四国愛媛県大洲市の清和園、さくら園を視察に行きました。写真は清和園の音楽療法の時間の様子です。築34年という建物ですから、狭いうえに、老朽化が進み、改築の必要性を感じますが、しかし中の入所者の皆さんの明るいこと。何より職員の皆さんにも活気があり、全体の明るさの発信源になっているように思えました。
 待機者が30名弱と言う実態の中、旧長浜町と合併して新大洲市となってから、公共施設の見直しがはかられ、定員減を目標に掲げ、改築されたさくら園と統合の計画が進んでいます。
 待機者がいるのに削減、国の措置費から交付金へと変わって、積算どおりに予算が回ってこないこと、職員の削減、老朽化、などのマイナス要因に対抗するには中身で勝負するしかない、との職員の方の思いが語られました。
 私は、園内をみて回りながら、中身を充実させる取り組みは、大切だけど、交付金として交付された中、積算に見合うものをまわしてもらう取り組みも同様に大切だと感じました。精神主義では経営できません。いつか倒れてしまいます。それを裏付ける条件は、権利としてしっかりつけていかなければならないと感じました。それに向けて職員の方が力を合わせられるよう、応援したいと思いました。

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議会最終日

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(素敵な沿道のイスに変身)
トマト銀行のそばにあるベンチがあたらしくなりました。風化寸前でしたがとても素敵になりました。県の維持係の皆さんありがとうございました。
 さて、10月2日、9月議会の最終日となりました。私は請願紹介議員として、建設産業常任委員会で不採択となった③議案について、本会議の場で採択してもらえるよう反対討論に立ちました。しかし不採択案に賛成が多数で、採択とはなりませんでした。
> 「請願不採択」に反対討論 PDF12KB
>> 請願に関するエントリ 48号 49号 50号 51号

請願第51号品目横断的経営安定対策の見直しと、多様な担い手の育成を求める請願

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 (庭に目を引く花びらのムラサキ)
 経営安定対策とは言っても、従来のような全営農者を対象とした価格安定、経営安定対策ではなく、一般的に4ha,(北海道では10ha)以上の営農者に限るとしています。平地ならともかく、山間部の営農者の皆さんは大変です。誰でも農業をしたい人、続けたい人に日本の農業を発展させ、自給率を向上させるために援助の手を差しのべ、世界から守っていくのが国の責任です。
 10月1日、審議結果を尋ねました。「以前不採択とした請願と同じ内容。整合性からも不採択。国は農政改革関連法案を成立させている。」と言うのが理由。
 「笠岡市議会は異常だ」とそばで夫が言っています。本当に同感です。営農者の皆さんのつらさ、悩みを共有したいものです。以下に請願の内容を紹介します。

請願第51号 多用な担い手の育成を求める請願

請願第50号アメリカ産牛肉の輸入条件の緩和に反対し、全頭検査への予算措置の継続を求める請願

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(神社に続く豊かな山が切り開かれ、横断道となるそうです)
 アメリカ産牛肉輸入が再々開されて1年過ぎましたが、輸入高の1割しか消費されていません。国民の安全性を求めた現われだといえます。アメリカの要求どおり、輸入条件を緩和して20ヶ月以下の牛肉の検査をしなくても良いと言う方針は撤回すべきですし、国内の全頭検査に対する予算措置を、打ち切らないでほしいと言う願いもまた国民の要求に沿ったものです。
 干拓にも6000頭の牛がいます。酪農家の人たちは、安全が保障されるものが売れると言っています。そのための予算措置は、期限の切れる来年7月以降も続けるべきです。岡山県畜産協会も「食の安全安心の観点から、全頭検査のための予算措置を打ち切らないよう要望してまいりたい。」と述べています。
 10月1日、事務局に結果を聞きに生きました。結果は不採択ということです。「食の安全・安心に関することなので、安全対策が十分なされた牛肉が輸入されることは誰しも願うところだ。しかし輸入に当たっては政府においてもアメリカの安全対策を確認した上で行なうものであり、アメリカ産に限ると言うのもおかしい。」などの理由。
 請願趣旨を理解していないとしか言い様がありません。以下請願内容を紹介します。


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請願第50号 アメリカ産牛肉全頭検査への予算措置の継続を求める請願